『やきもちや』は長野市中条日下野の山腹にある、古民家宿です。
素朴な味が自慢!灰おやき
おやき職人が囲炉裏端で灰におやきを入れて焼き上げる『灰おやき』は生地の皮が薄いのに灰に入れる事で、ぱりっ!もちっとしています。
具は、ご覧の通りぎっしり!容赦なくこれでもかぁ~!!と言わんばかりに入っているので、非常に食べ応えがあります。
具は『野沢菜』『ピリ辛野沢菜』『切干大根』『あずき』の4種類です。
お値段は1個¥190(税抜)(※取材当時)
行き当たりばったりで食すのもOKですが、どうしても、『灰おやき』を外したくない人は、宿泊の予約の際に、『おやきは絶対食べたいです!』と一言添えてください。
たまに職人の都合で一般客用のおやきが用意できない事があるようです。
何を隠そう…私達が宿泊した日はおやきが無いと言うおわびの張り紙が…
翌朝は、購入できたので、お土産用にGETしました。
繁忙期の時はそのような事もないようですが、閑散期(1~3月位)に宿泊を利用する人は
注意が必要です。
夕食は信州の郷土食を囲炉裏端で
夕食は、信州の郷土食材が満載です。信州地鶏と、信州ポーク、千曲川で採れたアユの
干物、信州サーモンの刺身、山菜天ぷらなどとてもボリューミな食材を焼いていただきます。
相変わらず写真のセンスがありません(´;ω;`) 無さすぎです(爆)
お酒は、飲み放題がありませんので、あしからず(汗)
ですが、地酒の種類は豊富です。
売店で取り扱いがあるものを提供してくれますので、
夕飯に飲んでおいしかった地酒をお土産として購入もOKです。
勿論、サワーや生ビールの用意もありますので、美味しい郷土食材をつまみに楽しんでくださいね。
外さず食べて!!『ぶっこみうどん』
夕飯時分になると、こうして囲炉裏に鍋がつるされます。
味噌汁代わりの『ぶっこみうどん』が用意されています。
はい!
のんべいなものですから、写真撮影も忘れ、いい気になっていつまでも飲んでいたら、うどんは、他のお客様に相当盛られてしまい、こんな貧相な鍋になっておりました。
幅広のうどんが、豊富な野菜と信州味噌で煮込まれている郷土色豊かなうどんです。
こちらの『ぶっこみうどんは』夕飯限定メニューです。
翌日の朝ご飯には出ないので、後悔しないようにしっかり食べていただくことをお勧めいたします。
お肉を焼くと、白米をがっつり行きたいところですが、白米は翌日に回し、ここはご飯を軽めにして、しっかり「ぶっこみうどん」を堪能してください!
囲炉裏での夕飯は燻されますので、できれば浴衣に着替えてからの方が無難です。
匂いが全身につきます。
シンプルな温泉は宿泊向け!
こちらが温泉となります。
夕飯で燻されて、髪の毛などについた匂いをとりたくて到着直後に続き2度目の入浴です。
こじんまりとした、シンプルな温泉です。
日帰りも受け付けています。
ほとんど、宿泊されるお客さんが利用されているとのことです。
お湯の温度は40℃程度。
少しぬるめですが、寒い時期はゆったり、暑い時期は、まったり浸かれる温泉です。
私の宿泊した2月はゆったり浸からせていただきました。
温泉大好きなので、到着するなり、まず入浴!
ここで、私の失敗談を1つ!!
夕飯を食べて燻されて匂いがついた髪の毛を洗おうと入浴。
湯舟に浸かる前に速攻髪の毛を洗いに入ったら….
ヤバイ『寒い!超寒い!!』
山の中腹にある古民家利用のお風呂ですから、冷気が半端なく入り込んできます。
泡だらけの髪で湯舟に浸かるわけにも行かず、あわててとりあえず泡を落として
湯舟へ…
夏場の速攻髪洗はOKですが、冬場は体を洗ったら、とりあえず1度は湯舟に入って温まってから、ゆっくり髪を洗いましょう。
冷気にさらされて湯舟につかる事は危険です。
(ヒートショックの原因にもなりますからね)
絶景!お部屋から雲海をながめよう!!
お部屋から運がよければ雲海が拝めます!!
私達が宿泊した部屋です。
ベッド付きのお部屋と、ベットがつかない純和風の2種類のお部屋があります。
因みに布団は自分達で敷きます。
リーズナブルな分、致し方ないです。爆
朝食が7:00~9:00です。前の晩遅くまで起きていて寝坊していたら、7:30にはモーニングコールで『お食事の用意できております!』と起こされました(爆)
朝ご飯はバイキングではなく、1人御膳になっています。
山菜や野沢菜漬けなど、ご飯とみそ汁に合うおかずが満喫できます。
(飲みすぎて残した…飲みすぎ注意です。)
山の朝は早いのです。
その辺はちょっとだけ、寝坊助には答えます。
しかしながら、ここへきたら、運試しではないですが、部屋の外に広がる雲海を見なければ!!
それには早起きしないと拝めません!
今回『やきもちや』に泊まるのは3回目
初めて泊まった日の朝に、部屋の窓からみた雲海があまりにも綺麗で壮大で、その後、孫や娘を連れてくるのですが、初回に見たような素晴らしい物にお目にかかれず・・・泣き
挙句、今回は自分が夜更かしをして寝坊をするという失態を!!と思いきや、
旦那がしっかり早起きして確認してくれていました。
優しい我が旦那様。
もし、写真のような雲海が広がって居たら、容赦なく私や娘、息子達を叩き起こそうと思ったらしいのですが、残念なことに雲海はでていなかった…との事。
さまざまな自然の条件が重ならないと現れない雲海。
とても貴重なこの風景に出会えることを期待して、また訪れたいと思った次第です。
(今度は寝坊しないぞ!!)
因みに露天風呂からも、雲海は拝めます。
最後に★『やきもちや』の場所を紹介します
『やきもちや』は非常にリピーターが多い宿です。
特に年越しともなると、1年前に次の年も来ますから!と予約を入れていくお客さんもいるほどです。
私も同じ信州に住みながら、何度も足を運んでいるので、リピートしたくなる気持ちが本当によくわかります。
綺麗で、近代的なホテルや旅館もいいですが、たまにはとことんシンプルで、懐かしい匂いがする古民家の宿に泊まるのも本当に癒されます。
里山の宿で田舎スタイルを思い切り堪能してみてはいかがでしょう。
長野駅からの送迎バスの運行もあります。
HPから予約をすると、特典が・・・・
〒381-3202 長野県長野市中条日下野5286
TEL/026-267-2641 FAX/026-268-3924
アクセス
長野ICから車で30分。
長野駅から無料送迎あり(要・事前問い合わせ 026-267-2641)