『くろつぼ』はLiten bakeryと同じ敷地内にあるお蕎麦屋さんです。
パン屋さんの取材に行き、あたりをふらふらしていたら、11時。
ちょうど、県外車が駐車場に入ってきました。
中から降りてきた中年のおじさん。
迷わず『くろつぼ』へ….
いつもならしっかり混雑。
行列のできる人気店です。
11時からなんだぁ~。今なら空いてる!とランチ兼ねて取材慣行!!
外観はこんな感じ。
古民家らしく、超地味だけど、趣満点!!
※混雑する週末や連休は、このベンチに待ち時間のプレートが置かれます。
蕎麦屋で江戸~明治ロマンも堪能!?
一歩店内に足を踏み入れると、おぉぉぉおぉ~なんてことでしょう。
小さな土間に昔ながらの下駄箱があり、クツは脱いでそちらに!
(ここから、タイムトラベルの始まり)
障子を開けると、囲炉裏があります。
混雑している時、ここで順番を待ちながら談笑できるこじゃれたスペース!
2階は上田城を守る為にこの土地一帯を購入し、のちに上田市に寄付をした丸山家の功績をたたえつつ、江戸~明治のロマンが漂う展示会場になっています。
是非、『くろつぼ』に行ったら、こちらの堪能もしていただきたい!
お蕎麦の味を堪能しつつ明治のロマンまで堪能できるとは、なんとも贅沢なお店です。
♪鴨ね鴨ね!蕎麦には鴨ね!
相変わらずの撮影音痴です(;^_^A
ランチですが、『くろつぼ』お勧めの合鴨膳をチョイスしてみました。
1940円なり…(取材時)➡いつもワンコインランチな私、かなりがんばって見栄張りました(爆)
蕎麦に鴨汁、鴨焼、鴨料理 小鉢
(当日は、鯉こくでした。骨までしっかり煮込んでトロトロ。地元食材意識しています。)
勿論 ノーマルなつけ汁もついています。
お蕎麦の量はなんと160gとボリューミー。
蕎麦通伝授!『通な蕎麦の食し方』
合鴨膳は、鴨汁に鴨の御出汁がよく出ている濃厚なお蕎麦の味わいと、あっさりとしたカツオ昆布の従来のそばつゆと両方楽しめます。
因みに私は蕎麦通ではないです。(嫌いではないですが…)
友人の自称蕎麦通から伝授された蕎麦の美味しい楽しみ方を紹介しましょう。
美味しいお蕎麦がさらにおいしく感じますので御試しあれです。
まず、何もつけないで『蕎麦』だけ食べます。
そば粉の風味は何もつけないのが一番感じるから!とのこと。
友人曰く、そば粉にこだわっているお店に対しての礼儀なのだとか…
そして次につゆと鴨汁にお蕎麦の下の部分だけ軽くつけて食べます。
徐々に、つゆや鴨汁に浸す部分を増やしていきながら完食します。
合鴨膳のように小鉢や料理が付くものは、おかずは蕎麦を食べての箸休め的に食すのだとか。
とにかく運ばれてきたら、まず何もつけないで『蕎麦』。
最初に合鴨なんかに行ったら邪道なんだそうです。
(私は、まっすぐ焼鴨に走りました。友人がいたら速攻、ダメだしが入っておりました…1人でよかったぁ)
邪道ながら、真っ先に走った合鴨焼きは癖がなくぷりっぷり。
鶏肉とはまた違った食感と風味。
鴨肉は好きでスーパーとかで、鴨肉使ったハムなんかは購入するけど、全く別物。
甘くてコクがあってジューシー。
スーパーで買う鴨肉のハムで『鴨肉』で満足していた私。
なんだか、すごく損していた気分になりました。
(このおいしさ、家族とも楽しみたいわァ~)
でも、生で鴨肉はスーパーなどではあまり見かけませんよね。
という事は、一般流通していないという意味では高級食材なのかもしれません。
しっかり『本物の鴨肉』味あわせていただきました。
(ネットでは流通しています。結構いいお値段しています。国産は…鴨鍋かぁ~)
『くろつぼ』ご案内板
〒 386-0027
上田市常磐城3-7-37
☏ 0268-29-6767
定休日=月曜日 営業時間 11:00~14:30(ラストオーダー14:00)
信州の地酒も豊富!!
そしてこちらのお店、県外客も多いことから、信州の地酒を豊富に取り揃えています。
日本酒通にはうれしいお蕎麦屋さんです。
日本酒通の方は、是非、当日は運転手付きでのご来店、お勧めいたします。
上田城の近所ですので、結構駅から離れています。
御高齢の方や足に自信のない方は、駅からタクシーか、巡回バスをご利用ください。
上田市内には、沢山のこだわり蕎麦屋さんが点在しています。
職人気質で蕎麦打ちにはかなりこだわっています。
そういうお蕎麦屋さんほど、店舗も小さく控えめ。
でも、地元の人達は、そんな店をこよなく愛し大事にしています。
上田市を訪れた際は、是非、ガイドブックにない地元人お勧めのお蕎麦屋さんにトライしてみてください。