カナイ鍼灸で施術中に、「ラーメン屋さんのさかいいいんって知ってる?」と聞かれ
一瞬我が耳を疑う。
「えっ?さかいいいんですか?」
「そう、さかいいいん」
(待ってくださいよ…医院って‥‥病院?ああ、病院の中にある食堂?)
「医院なんですか?」しつこいようだけどもう一度確認!!
「うん、さかいいいん」しれっと答えるカナイ先生。
もはや、私の「??」ぶりを絶対楽しんでいるご様子。
「病院のようなお名前のラーメン店のようですが、初耳です」と答えると
超嬉しそうにおすすめートークを展開してくれた。
ワンコインで食べられるラーメン!
丸子には、もう1件結構人気店の「かじかや」というラーメン店があるのですが、
ラーメンを食べたくて息子とその店に行くもたまたま休業だったのだとか‥‥
すると、息子から「さかい囲飲に行ってみない?」と提案されたのだとか。
前から気になっていたもののどこに店があるかわからなかったので、
行ったことのある息子のナビで行ってきたのだとか!!
ラーメン500円
という安さに驚きつつチャーシュー麺を大盛りで注文!!
画像は、私が注文したチャーシュー麺です!!
ちなみに並み盛です。
チャーシュー麺は650円➡それでもお安い。(大盛は+150円)
麺は手打ちで、スープもあっさりとした醤油味でとても美味しかった。
しかも、大盛りはかなりボリューミーだったのだとか…
そこまで美味しそうな話を聞いてしまうと食いしん坊としては行くしかあるまい!!
まさかの場所に目立たぬ診療所ならぬ「囲飲」の看板!
先生の情報によると日曜日と月曜日は休診日なのだとか…
たまたま、仕事が休みだった旦那と2人で火曜日に、散々迷い、
運転席VSカーナビ係の私で激しい口喧嘩を勃発させながら、たどり着く‥‥
車すれ違いも慎重を期するような細ーい道の通り。店の前はというと、
車がどう頑張っても2台くらいしか駐車スペースがない、年季の入った民家。
しかも、看板出てるし…『休診中』
がっかり!!
★現在日曜日から火曜日までが休診中!!
確かに、ご主人の気まぐれでお店が閉まっていることもあるとは聞いていたけど…
いきなり洗礼を食らうとは…その日はあさつゆのくるみ食堂で手打ちうどんを食べてかえりました。
リベンジの果てに楽しいラーメンタイム!!
そして、木曜日リベンジを兼ねて再訪!!
今度は診療しておりました。
この手のお店は常連客が多いもの。
新参者ゆえ、11時00からの営業時間にあわせて少し早めに・・・
恐る恐るドアを開くと、私より少々年配の方達ですでにカウンターは埋まり気味・・・
一番奥のカウンターへ…
またいで座るカウンターです。
私の隣には「社長」と呼ばれる常連さんが。
ご主人との楽しいトークを聞くことができました。
ご主人と社長のスペシャルトーク
店主:高齢者のマークはあれ、いくつから貼るだい!!
社長:70歳からだよ!!
店主:おら、貼らなきゃいけない年齢だなぁ~やだなぁ~貼りたくないなぁ~
社長:無理に張らないでもいいんだよ。義務じゃないからさ。
店主:そうか!!(妙にうれしそう)
社長:(ラーメンを食べて)あれ?麺変わった?
店主:うん!変わった!!よくわかったなぁ~
社長:わかるさ。
店主:柔らかくした。
社長:年寄りは柔らかい方がいい。
店主:だろ~でもさ~これが高いのよ!!
(粉の原価のことかなぁ~なんでも値上がりしてるから…)
社長:(お品書きを指さし)ずっとあの値段のままだしなぁ~
店主:俺、ワンコインが好きだからさ。でも、大変なの毎日、
午前3時頃から起きてラーメン作るの。
(しっかり手打ちしてるんだね)
社長:だから昼間だけにしたら…
ここで、ずっと黙って話題に入らなかった奥様が強くうなずきながら同調する。
でも、店主のおやじさん、愚痴りながらも「夜営業は辞めよう」とは決して言わない。
多分、飲み屋の親父職も好きなんだろうなぁ~
ここで、週4日営業の話題を振られた店主
店主:流石にこの年になったらさ、体がきつくなってきたのよ!だから今月から火曜日も休みにした!!もっときつくなってきたら1日ずつ休診日を増やしてさ、最後週1日もダメになったら閉店!おしまい。
そして豪快に笑った。
息子さんがいらして、お店を継ごうかな…なんて言ってもくれるようですが、店主さん、
「継がせたくないなぁ…」とつぶやいておりました。
今どき、ワンコインでしかもこだわりの手打ち麵。
店主の心意気でラーメンを採算度外視で提供している「さかい囲飲」
こんなに美味しくて安いお店、そうそうないですよね。
カナイ先生ご紹介ありがとうございます!!って感じでした。
テレビでこういったお店たまに紹介される物を見て羨ましく感じていましたが、
まさか、自分の住んでいる身近にあるとは思いませんでした。
70代の老体に鞭打ってがんばっている店主。
診療日が最後の1日になるまであとどのくらいでしょうか…
「さかい囲飲」の拉麵に魅了されてしまったものとしては、
少しでも長~くその味を堪能したいのですが…