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ご当地銘菓・信州上田といえばみすず飴

京都といえば、八つ橋

信州・上田といったら飯島商店「みすず飴」ではないでしょうか。

飯島商店は1816年(文化13年)に屋号「油屋」で創業しました。

※最古の記録が文化13年ということのようです。

今から、208年前

現在の柳町で穀物商を営んでいた商屋でした。

現社長で7代目といいますから、上田市が誇る老舗菓子店といえます。

ひと昔前までは、まるでみすず飴を嘲笑するかのように

『名産土産に旨いものなし』なんて言われた時代もありましたが、

昨今のグミブームは『みすず飴』には最高の追い風のようです。

グミほどの固い歯ごたえはないものの、グミにはない果物本来のジューシーな味わいが『みすず飴』人気に火とつけたようです。

正直、昔はさほど美味しいと思っていなかった『みすず飴』ですが、

私の好みが変わったのか…「みすず飴」が進化したのか…

最近食べたらとてもおいしく感じました。

味覚が渋い4歳の孫は「みすず飴」が大好物です。

みすず飴自体が時代の流れとともに変化していったことが大きいかもしれませんね。

冠水米救済からの創業『飯島商店』

飯島商店が現在の上田駅近くで開業したのは、上田駅が開業した明治21年。

当時、信越線は東京と信州をつなぐ最大の交通網となっていました。

★明治43年、史上稀にみる大豪雨により東京は空前の水害に見舞われます。

東京の広範囲で浸水被害がでました。

この豪雨で河川も氾濫し洪水が起き、

多くの水田が水没してしまい、売り物にならない

冠水米の被害が出たのです。

なんとか農家を助けてほしいと相談されたのが当時21歳だった

飯島新三郎氏でした。

彼は、冠水米からデンプンを精製し

それを原料にして水飴を製造することを思いつきました。

『飴屋』飯島商店の誕生です!!

飯島商店は水飴を『蒸気水飴』というブランドで扱うようになりました。

当時、水飴を作る蒸気窯は欧米から導入した先進技術でした。

高品質な水飴製造は大きなセールスポイントになっていたのです。

その水飴の取引先は創業したばかりの森永製菓だったのです。

当時、森永製菓で売り出し始めていたキャラメルはヒットすると

確信していた新三郎氏。

キャラメルの原料が水飴だったのです

まだまだキャラメルという洋菓子に馴染みが薄かった時代。

新三郎氏自ら東京に出向き、森永製菓の創業者の森永太一郎氏とともに

リヤカーにミルクキャラメルを積んで売り歩いたという逸話も残っています。

新三郎氏の確信通りミルクキャラメルは森永の大ヒット商品となり、

原料の水飴の下請け会社として『飯島商店』は

成長を遂げていきました。

みすず飴の名前の由来は?!

みすず飴が誕生したのは、明治時代末期。

信州の名産物の1つである寒天と水飴でつくる翁飴(おきなあめ)に

信州の果物を練りこんだ斬新な翁飴として登場したのが「みすず飴」です。

フルーツ王国信州を代表する銘菓にふさわしいと初代社長となった飯島新三郎氏が

信濃の国の枕言葉を使い『みすず飴』

               と名付けました。

本店は上田駅近くの超モダンな建物!!

飯島商店本店は、上田駅より徒歩5分程度の距離にあります。

 飯島商店店舗棟は大正10年(1921)に建てられた木造3階建、寄棟、金属板葺、正面15m、奥行10mの建物です。

外壁はモルタル仕上げで石張り調に目地を切って単調になるのを防ぎ格調高くするように工夫し、縦長の窓の採用やパラペット正面中央に櫛形の飾りを付けるなど当時の建築様式の流行が見られます。

背後にある事務所棟は明治27年(1894)に建てられた木造3階建て、切妻、桟瓦葺、外壁は漆喰仕上げ、桁行14間、梁間5間。

作業所棟は明治27年(1894)に建てられた木造3階建て、切妻、桟瓦葺、外壁は漆喰仕上げ、桁行20間、梁間5間。3棟とも「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成19年(2007)に国登録有形文化財に指定されています。

~上田市・観光・見所サイトより引用~

店内も大正ロマンを感じる趣が素敵。

アンティーク調のテーブルや椅子に腰かけてくつろぐこともできます

『みすず飴』はオンリー1ブランド!!

『みすず飴』は上田市が誇る、オンリー1ブランド

ネット通販や、全国のお土産ショップで購入できるようになりました。

が、『出来立てみすず飴』はここ『飯島商店』でしか手に入れることができません

また、旬の産地限定品も生産量が限られることから、ここ上田の本店である

『飯島商店』限定品もあります。

昔からのファンは毎年限定商品を楽しみに『飯島商店』を訪れる人もいるようです。

限定品は売り切れ必至!!

お店に出向いても、『売り切れ』の表示をみてがっかりしてしまうことも…

なかなか買えないプレミアム品もあるんですね。

来店してみてあれば超ラッキー!!

通販や、近隣のお土産ショップで『飯島商店』商品を購入するのもいいですが、

上田を訪れた際には是非、1度は『飯島商店』まで足を伸ばすことをお勧めします!!

上田駅の目と鼻の先です。

駐車場も『飯島商店』にありますが…

結構満車になってしまったりしてることも多いのだとか…

もし満車で止められなければ、有料にはなりますが、駅周辺なので駐車場はたくさんあります。

有料は嫌という方でしたら、10分程歩きますが、近くにあるアリオに駐車して

駅に抜ける天神通り散策しながら『飯島商店』を目指すのも楽しいですよ!!

お店情報

〒386-0012 長野県上田市中央1-1-21
電話: 0268-75-7620
営業時間: 10:00~18:00
定休日: 1/1、12/31午後

『飯島商店』公式サイトはこちら→https://misuzuame.com/html/shopguide.htm